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教育・ブログ
2024.12.29
魔鏡と残留応力
以前に、古代の銅鐸に関する鋳造シミュレーションについて
ブログに記事を書きましたが、鋳造変形解析機能を強化する
開発をしている際に、残留応力によって、中国の魔鏡が説明
出来るのではないか、という内容の研究記事を知りました。
魔鏡の鋳造シミュレーション(湯流れ、凝固、熱弾塑性変形解析)
をした結果、魔鏡の凹凸部分が魔鏡現象を引き寄せる可能性が
あることが分かりました。薄肉部は、鏡面側のミーゼス応力の
分布を見ると、鏡面に変形を与える残留応力があり、そこから、
凹凸が生じて魔鏡現象にいたる、という説です。このように、
古代の鏡の研究に、文化財という観点から取り組めることを
今後、期待しております。(鋳造工学、第96巻、第12号、
および、2024年12月の関西支部主催の懇話会を参考)
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